コミュニケーション

【部下側】失敗しない1on1ミーティングのやり方|話題に困った時の対処法

「今日の1on1ミーティング、何を話そう?」

上司と部下で対話する1on1ミーティング。上司と部下の信頼を構築し、部下の成長を促すためにあり、近年導入する企業が増えています。

しかし、形式的に終わってしまったり、上司が一方的に話してしまうなどの課題もあるようです。部下側のよくある悩みとして「何を話したらいいかわからない」が挙げられます。

本記事では、1on1ミーティングにおける「部下側」の対策をまとめてみました。特に「何を話したらいいかわからない」と感じている方におすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

それでは詳しく見ていきましょう!

1on1ミーティングを成功させるための「上司側」にできることは、こちらでまとめています。

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1on1ミーティングとは


ヤフー株式会社や楽天、DeNAなどが導入している1on1ミーティング。特徴をまとめると次のとおりです。


ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法

人材育成目的の個人面談
週1〜月1程度の頻度
・1回15分〜30分程度
・主に上司と部下で行う
・上司による指導の場ではない
上司は傾聴し部下を評価しない
・話題はプライベートからキャリア支援まで

人は成長するために①具体的な経験→②内省→③教訓化→④教訓を適用というステップを踏むとされています。

具体的な経験.pngアメリカの心理学者、デイビット・A・コルブ氏が提唱

1on1ミーティングは、主に上司と部下で行います。部下が自身の経験を話すことで、内省し、教訓化していきます。上司は部下の話に傾聴し、相槌を打ったり、言語化したりしながら、部下の内省をより深く・広くできるように手助けをします。そして部下が自ら教訓を見つけ、今後その教訓を活かせるようにしていきます。

このように1on1ミーティングは、部下の内省、教訓化を上司が手助けすることで、部下の成長にブーストをかけることができます。

1on1ミーティングの実施方法はこちらで詳しく解説しています。

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部下の最大の悩み【何を話したらいい?】


1on1ミーティングは部下の成長のための時間です。部下自身の経験を振り返り、内省をし、教訓化し、次に活かすことが目的です。そのため、上司の話を聴く時間ではなく、部下自身が話す時間を長くする必要があります。

であれば、1on1ミーティングにおける部下側の最大の悩みは「何を話したらいいかわからない」ということです。

「何を話したらいいかわからない」という悩みに対する解決策は、次の5つが挙げられます。

1|上司にサポートしてほしいこと
2|上司に知っておいてほしいこと
3|社内の人間関係の悩み
4|プライベートの悩み
5|上司の経験を聴く

1|上司にサポートしてほしいこと

上司にサポートしてほしいことを相談しましょう。教えてほしいことから配慮してほしいことなど、上司の力を借りたいことを話すことで、上司は力になってくれます。たとえば次のようなことが挙げられます。

・クレームの対応
・企画書の表現方法
・取引先の情報収集
・商談が上手くいかない

2|上司に知っておいてほしいこと

1on1ミーティングは上司と部下の2人しかいません。そのため、他の人には知られたくない内容であっても、話しやすい環境が整っています。上司に知っておいてほしいことを伝える絶好のチャンスです。

・電話対応が苦手
・キーボード入力が苦手
・プレゼンでは過度に緊張する
・お酒が苦手だから飲み会は行きづらい
・耳が悪く呼びかけに反応しづらい時がある

3|社内の人間関係の悩み

ベストセラーの『嫌われる勇気』では、人の悩みはすべて人間関係にあると断言しています。会社で過ごしていると、少なからず人間関係による悩みはあるでしょう。

人間関係の悩みは、他人に話しづらいものです。しかし、話すことで課題が明確になり、解決の糸口が見つかるかもしれません。上司としても、社内の人間関係を把握しておくことで、今後の配置転換などで配慮しやすくなり、助かることでしょう。

4|プライベートの悩み

1on1ミーティングは、社内の業務に関する話に限定していません。プライベートの悩みなども話してよいのです。

プライベートの話はしづらいかもしれません。会社にプライベートのことを持ち込みたくない人も多いでしょう。しかし、自己開示をしなければ相手に自分を理解してもらうことはできません。

プライベートで悩みがあることを伝えておけば、上司も配慮しやすくなります。部下側から自己開示をすることで、上司も「実は自分も……」と自己開示をしてくれるでしょう。

5|上司の経験を聴く

もし上司が過去に、今の部下と同じ立場を経験していたとしたら、過去の経験を聴いてみるとよいでしょう。部下にとっての思わぬ気付きをもたらしてくれるかもしれません。仮に同じ立場を経験していなかったとしても、上司の経験から参考になるアイディアが生まれるかもしれません。

しかし、上司の経験を聴くだけではいけません。上司の経験から部下自身が内省をし、部下なりの教訓に変えていく努力が必要です。1on1ミーティングは部下の成長のための時間なので、「聴いて終わり」にならないように注意しましょう。

これだけしておけば大丈夫!


1on1ミーティングを何度も繰り返していくと、話題に尽きる可能性があります。そんな時は「上司が聴きたいことを話す」という方法があります。

1on1ミーティングは部下の成長のためにあります。そのため部下が自分の話をする必要があります。しかし、1on1ミーティングは上司と部下が力を合わせて作るものです。部下だけが話をして作るものではありません。

上司が聴きたい内容を事前に把握しておくことで、上司にとっての良い時間にすることができます。上司にとっての良い時間になれば、上司は「グッドリスナー(良い聴き手)」になり、部下の話をより引き出してくれるでしょう。

「グッドリスナー(良い聴き手)」とは?

①最後まで聴く「Hearing」
②話を理解する「Understand」
③助言をする「React」
を行う人のこと。

【結論】1on1は上司と部下がともに作り上げる時間

1on1ミーティングは部下の成長のための時間ですが、その効果を最大限発揮するためには、上司と部下の協力が欠かせません。

部下は上司がグッドリスナーになれるよう、上司が聴きたくなるように話をしましょう。そう考えることこそ、部下の成長の一歩目となります。

すべてのビジネスは誰かの課題を解決することで対価を得ます。1on1ミーティングにおいて、上司は部下に話してほしいと願っています。部下は成長のチャンスととらえ、前向きに1on1ミーティングに臨みましょう。

よりよい1on1ミーティングを行うためには、部下もコミュニケーションスキルの向上が欠かせません。まずはコミュニケーションの専門家に無料で相談してみてはいかがですか?

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