「1日30時間だったらなぁ……」
一度はこうつぶやいたことがある方は多いと思います。
仕事に家事に忙しい毎日をお過ごしの皆様。
毎日お疲れさまです。
本記事では仕事でも家事でも、生産性を上げて「自分の時間を作る」ための方法をご紹介します。
全世界で4000万部以上、日本国内でも250万部以上の販売部数を誇る名著『7つの習慣』。
その中から「最優先事項を優先する」という方法です。
結論からいうと「重要だが緊急ではないこと」をいかに前倒しで終わらせられるかが勝負です。
エメットの法則なども用いて解説します。
それではいってみましょう!
7つの習慣に学ぶ時間管理術
すべての物事は「重要度」と「緊急度」の2軸で、次の4つに分けることができます。
まずはどのタスクがどの領域に入るかを理解しましょう。
第1領域|重要かつ緊急
第2領域|重要だが緊急ではない
第3領域|重要ではないが緊急
第4領域|重要でも緊急でもない
第1領域|重要かつ緊急
✔️災害や事故、病気
✔️クレーム対応
✔️締め切り直前
など
第2領域|重要だが緊急ではない
✔️人間関係作り
✔️スキルアップ
✔️自己啓発
✔️準備や計画
など
第3領域|重要ではないが緊急
✔️電話対応
✔️突然の来訪
✔️報告だけの打ち合わせ
✔️あまり意味のない資料作成
など
第4領域|重要でも緊急でもない
✔️ネットサーフィン
✔️目的のないYouTube視聴
✔️必要以上の息抜き
✔️長時間にわたる飲み会
など
時間を作るポイント
7つの習慣によると「最優先事項」である「重要だが緊急ではない」を前倒しして行うことが大切であるとされています。
「重要だが緊急ではない」ということは、いずれ「重要かつ緊急」になるということ。
後回しにすればするほど、やらなければならないタスクが溜まっていってしまうのです。
人間関係づくりをしておけばいざという時に助けてくれる人が出てきます。
スキルアップをすれば作業スピードが早まります。
自己啓発をしておけばスキルを身につけやすくなります。
準備や計画をしておけば物事がスムーズに進みます。
時間を作るためには「最優先事項=重要だが緊急ではないこと」を先んじて終わらせておくことが鍵なのです。
なぜ先に「重要だが緊急ではないこと」をやるの?
「重要だが緊急ではないこと」を先に終わらせる理由やおすすめの作業方法について、もう少し深掘りしてみましょう。
エメットの法則-先延ばしにすると起きるデメリット-
仕事は先延ばしにすると、実際に仕事をこなすよりも多くのエネルギーを消耗するという法則があります。
リタ・エメット氏が提唱したので「エメットの法則」といいます。
エメットの法則によると、仕事への不安を抱えたままでいると、仕事を行うより多くの時間とエネルギーを使うといわれています。
仕事のことがずっと頭の中に残っていたら、休みの日でも考えてしまうことがありますよね。
引用 >> エメットの法則とは? 先延ばしをやめる4つの方法
脳科学に基づいた作業順-タスクは簡単・難しいどちらから行う?-
「やる気が出ないなぁ〜」
最近この言葉をいつ言いましたか?
実は「やる気はやるから出てくるもの」なのです。
自転車のこぎ始めのペダルは重いですよね。
でもある程度スピードに乗ると、ラクに速く進めるようになります。
最もエネルギーを消費するのはなんだって最初です。
だからこそ、難しいタスクではなく、簡単なタスクから始めることをおすすめします。
「重要だが緊急ではないこと」の中には、人間関係づくりやスキルアップ、自己啓発なども含まれています。
「重要だが緊急ではないこと」に含まれる自分が好きで、やりやすいタスクから進めると効率的ですね。
完璧ではなく完了を目指す-目指すは100点?60点?-
上司から仕事を頼まれた時、1回で上司から100点をもらうことを目指してはいけません。
100点を目指してしまうと、仕事の方向性が違った時に取り返しがつかなくなります。
まずは締め切りに余裕の時期までに、60点を狙いましょう。
60点であれば、万が一方向性が間違っていても修正する時間があります。
大切なことは「完璧より完了」です。
60点で進めておき、時間が余ったら上積みすればよいのです。
【結論】生産性を上げる方法とは?
生産性を上げるためには「作業のスキルを高める」か「作業時間を増やす」ことが必要です。
スキルを高めることは、一朝一夕では難しいでしょう。
明日からすぐにできることは「作業時間を増やす」こと。
そのために「重要だが緊急ではない」ことから片付けておくことをおすすめします。
明日は忙しくても、明後日は少し余裕ができるかもしれませんよ。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!