コミュニケーション

上手に話せない。コミュニケーションの考え方を変える拡張話法とは

「コミュ力を上げたい!」
「自分ってコミュ力ないからなぁ……」

近頃よく聴く単語「コミュ力」。
「コミュニケーション能力」の略語です。
初対面だろうと、誰とでも気さくに話せる人のことを「コミュ力おばけ」ともいいます。

ビジネスにおいて、コミュニケーションをとって相手の懐に入るスキルは重宝されます。
ビジネスの現場以外の家族や友達とのコミュニケーションであっても、楽しく喋れたら嬉しいですよね。
あらゆる場面で必要なコミュ力。
どうしたらよりスムーズにコミュニケーションがとれるのでしょうか?

結論からいうと「人の話をよく聴く」ことが最強のコミュニケーションスキルです。
拡張話法を使えば、より相手の話を引き出すことができます。

なぜ話すことより聴くこと?
拡張話法とは?

それでは詳しく見ていきましょう!

人は自分に最も興味がある


上司、部下、同僚、取引先、顧客。
このようなビジネス上の方々とは、ビジネスの時間しか会いません。

家族、親族、友達。
プライベートの時間にしか会わない人たちもいますよね。

しかし、24時間365日、常に会っている人が1人だけいます。
それは「自分」です。

話し方を考える時、忘れてはならないのは「誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある」ということです。
上司も、部下も、同僚も、取引先の方も、顧客も、家族も、親族も、友達も。
地球上のすべての人が、自分に一番興味があるのです。
そして自分のことをわかってほしいのです。

退屈な校長先生の話を永遠と聴かされるよりも、自分の話を親身に聴いてくれる保健室の先生の方が好きなのです。
求めていないアドバイスをしてくる先輩より、ざっくばらんに話せる同期の方が好きなのです。
マウントをとってくるインフルエンサーより、同じくらいのフォロワーでリプし合える方が楽しいのです。

人は「自分のことをわかってくれる人」を好きになるのです。
だからこそ話し方の上達のコツは、「話すこと」よりも「聴くこと」が大切だったのです。

話し方の考え方を180度変える「拡張話法」


会話は2人以上で成り立ちます。
1人だと「独り言」になりますよね。
「聴くこと」を大切にしていれば、相手が楽しく話してくれます。

でもただ無言で聴き続けても、相手の話も弾まないですよね。
相手の話を絶え間なく引き出す「聴き方」のコツがあります。

コミュニケーションがうまい人は、「拡張話法」というテクニックを使っています。
拡張話法は5つのステップで相手の話を広げるテクニックです。
このテクニックを使えば、相手は気分は良くなり、次々と話を広げていくことができます。

①感嘆
②反復
③共感
④称賛
⑤質問

①感嘆

まずは相手の話に関心を示しましょう。

そのリアクションはとにかく大きく、通常の自分の10倍くらいを目指して、大きくリアクションしましょう。
そして次のようなことを言いましょう。

「えー!?」「へー♪」「そうなんだー!」「いやぁー!!」「わー♡」

②反復

次のステップでは、相手の言葉をそっくりそのままオウム返しをしましょう。
ここのポイントは、ただ繰り返すだけです。

勝手な推察をしてはいけません。
自分の考えを入れてしまうと、相手の話のテンポをさえぎってしまいます。
オウム返しで話せば、テンポをさえぎることはありませんね。

③共感

反復の次は、共感をします。

✔️大変でしたね
✔️つらかったね
✔️がんばったね
✔️よかったですね

このような言葉を使って、相手の立場に共感を示しましょう。

④称賛

共感の次は称賛です。
「自分に一番興味がある相手」です。
自分のことを称賛してくれたら嬉しいですよね。

✔️すごい!
✔️さすがだね!
✔️きみだからできたんだね!
✔️でもそんな状況でよくやったね!

どのような話でも、相手を褒めることはできます。

⑤質問

最後のステップで、質問をしましょう。
それもなるべく相手がすぐに答えられる、簡単な質問をします。

✔️それでそれで?
✔️どう思ったの?
✔️もっと聴かせて!
✔️そこからどうなったの?

この5つのステップを続ければ、相手はどんどん話をしてくれます。
相手が楽しく、気持ちよく話をすることができれば、相手にとって自分は「コミュ力おばけ」になることができます。

拡張話法の使い方【3つの例】


ここからは、実際に拡張話法の使い方の例をご紹介します。

例①:上司のゴルフ話を聴く時

▼上司
私は週末ゴルフに行っているんだ。

△自分
えー!(①感嘆)週末はゴルフに行かれているんですね!(②反復)

▼上司
そうなんだ。この前の日曜日も5時起きで行ってきたよ。

△自分
朝5時ですか!かなりの早起きですね!(③共感)

▼上司
毎週のことだから早起きは苦ではないんだ。

△自分
毎週のことなんですか!続けるのはさすがです!(④称賛)いつくらいからゴルフを始められたんですか?(⑤質問)

▼上司
20代には始めていたかな。当時の上司がゴルフ好きでさ。そういえばあの方は今役員に出世していたな。今度ゴルフに行く予定だったから、キミも一緒にどうだい?

例②:部下の仕事の悩みを聴く時

▼部下
今日のプレゼン、上手くできませんでした……

△自分
そうなの!?(①感嘆)プレゼン上手くできなかったんだね(②反復)

▼部下
はい、先方があまり良い表情をしていなかったように感じてしまっていて。

△自分
そうか、それはやっていて大変だったね(③共感)

▼部下
自分の力の無さをひしひしと感じながらのプレゼンだったので、結構しんどかったです。

△自分
でもそんな状況で、よく最後までやり遂げたよ!(④称賛)どうしたらプレゼンが上達するか、一緒に考えてみようか?(⑤質問)

▼部下
はい!ぜひお願いします!実は相談に乗ってほしかったです。この部分が自分としては上手くいかない理由かなと考えているのですが、先輩はどう思いますか?

例③:妻と年末の過ごし方を考えている時

▼妻
今年の年末年始は、家族でホテルでも行きたいな!

△自分
へー!(①感嘆)年末年始に家族でホテルか!(②反復)たしかにそういう過ごし方もいいね!(③共感)

▼妻
ボーナスも入ったし、たまには羽を伸ばしてリフレッシュしたいなと思ってね!

△自分
ナイスアイディアだね!(④称賛)たとえばどういうところに行ってみたいの?(⑤質問)

▼妻
軽井沢のホテルもいいし、箱根の温泉付き旅館とかもいいなと思ってるの!

【結論】「話し上手は聴き上手」は実話でした

人は誰しもが自分に一番興味を持っています。
安心してなんでも話せる人は、実は周りの人が「安心してなんでも話せる空間」を作っていたのです。
相手の話をたくさん引き出すことができれば、話を聴いてくれた自分を好きになってくれます。

ビジネス現場でも、プライベートな関係でも、相手の話を聴くこと。
これが「コミュ力おばけ」の鉄則なんです。

拡張話法を使って、気持ちよく相手に話をしてもらいましょう!

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