会社員が副業をしないともはや危険｜会社員×ブログ＝分散投資

「休日は昼まで寝て夜は飲み会だ！」

週に5日、会社で働く会社員。
華金や土日くらいは、ゆっくり寝て、趣味や飲み会を楽しみたいですよね。
そこそこ貯金できていれば、生活に支障はありません。

しかし、本当にそれで大丈夫ですか？
最近、あなたの周りにフリーランスとして独立した方はいませんか？
起業して経営者をしている人はいませんか？

実は会社員の安定は、あなたが知らぬ前に揺らぎ始めているのです。
どうすれば対策をとれるでしょうか。

結論からいうと「会社員こそ副業をしよう！」です。
しかし、これは決して会社を信じないということではありません。
詳しくみていきましょう！

卵を1つのかごに盛るな

積立nisaやiDeCoなど、金融投資が一般化されてきています。
政府の新しい資本主義の1つに「貯蓄から投資へ」という政策もあります。
日本に5兆円あるといわれているタンス預金を少しでも投資に回し、経済を活性化させようとしています。

投資初心者は「長期・積立・分散」が投資を成功させる鉄則といわれています。
「長期」とはそのまま、長い時間をかけること。
「積立」はコツコツ定期的に積み立てること。
そして「分散」とは1つに集中投資するのではなく、様々な銘柄に分けて投資をするということ。

投資の世界には「卵を1つのかごに盛るな」という言い伝えがあります。
たくさん採れた卵を1つのかごに持ってしまうと、かごを落としたらすべて割れてしまいますよね。
しかし、複数のかごに卵を分けて盛ると、1つのかごを落としても、他のかごに持った卵は残ります。

このように、自分の資産を様々な銘柄に分けて投資をすることが鉄則といわれています。

また「日本円しか持っていない」という方は、見方を変えれば「日本円に100%投資をしている」ということ。
日本円の価値が大暴落をしたら、自分の資産を失ってしまいます。
だからこそ、日本円だけでなく、株や債券などの様々な資産を持つことが大事なのです。

会社員だけだと「100%会社に投資」した状態

会社員は安定した職業です。

毎月定額の給料が出て、会社に行けば仕事がある。
仮に仕事がなかったとしても、契約書通りの給料は出ます。
その安定と引き換えに、自分の時間を会社に売っているのです。

しかし「卵を1つのかごに盛るな」に基づいて考えてみると、会社員は極めて危険な状態であることがわかります。
自分のすべての労働時間を、会社という1つの「かご」に盛っているのです。

日本円しか持ってない人が、大暴落の時に資産を失うのと同じ。
会社員しかしていない人は、会社が傾いたら一気に安定を失います。

会社員しかしていない人は「100%会社に投資」している状態なのです。

フリーランスの出現で会社員がさらに不利に

さらにここ数年、フリーランスとして個人で働く方が増えてきました。
クラウドワークスなどを経由して、個人で仕事を受注しやすくなっています。

フリーランスは会社という看板はなく、個人のスキルだけで仕事を受注しています。
つまりそのスキルは一流でなければなりません。
フリーランスの方にとってスキルアップは、食べていくために必要不可欠なのです。

もちろん、会社員も基本的には同じです。
会社に収益をもたらさないと、会社から解雇されるでしょう。
しかし、会社員の本質は「時間を会社に売る」こと。
その引き換えに安定した給料をもらっています。

フリーランスの台頭で、会社員の立場が日に日に弱くなっているのです。

会社員×副業＝「一石三鳥」!?

立場が弱まっている会社員。
でもいきなり会社を辞めてフリーランスで活動するのは、かなりハードルが高いですよね。
だからこそ副業を始めるのです。
会社員が副業を始めると、主に3つのメリットがあります。

①新しいスキル
②信頼獲得
③副業収益

①新しいスキル

副業として新しいことを始めれば、当然その副業に関する新しいスキルが身につくでしょう。
本業の幅を広げるためにも、本業の分野とは異なる副業に手を出してみることをおすすめします。
新しいスキルが高まれば、会社員としての仕事にも還元できますよね。

②信頼獲得

副業を「ただ始めただけ」や「お小遣い稼ぎのため」では、信頼は得られません。
誰かの役に立ち、その対価としてお金をもらう。
これが仕事の本質です。
副業でもこの本質を見失わず、コツコツ継続すれば、少しずつ信頼を獲得できます。

③副業収益

新しいスキルが身につき、信頼を獲得できれば、収益が発生するでしょう。
はじめはお小遣い程度、お小遣いにもならない金額かもしれません。
しかし、スキルアップを続け、信頼を獲得し続ければ、いつか本業にも勝るとも劣らない収益が出るでしょう。
それまでは地道にコツコツ続けることです。