マーケティング

会社員が今日から使えるDESC法|具体例10個でわかりやすく紹介

「上司とうまくコミュニケーションとれないなぁ…」
「取引先の担当者と話が進まないなぁ…」

会社員として仕事をする上で必須なコミュニケーション。
周りを見るとコミュニケーションが上手な人が実績を出し、昇進しているように感じます。
時に自分のコミュニケーション下手が嫌になる時もありますよね。

そんなときにおすすめなのが「DESC法」です。
本記事は、会社員がDESC法を使えば、上司や取引先と「気持ちのいいコミュニケーション」がとれることをご紹介します。

結論からいうと「自分の考えを率直に表現する」ことが大切です。
アサーティブな立場で正直に伝えましょう。

それではここから詳しく見ていきましょう!

【前提】正直に伝えることがすべての始まり


DESC法の説明の前に、まず人のコミュニケーションのスタイルについて説明します。
アメリカの心理学者・ウォルビィは、人とのコミュニケーションについて、次の3つのスタイルに分けられると提唱しています。

①アグレッシブ型
②ノンアグレッシブ型
③アサーティブ型

①アグレッシブ型

自分の主張が強く、他者の主張よりも自分の主張を優先するタイプです。

②ノンアグレッシブ型

自分の主張が弱く、自分のことを後回しにしてでも他者の主張を優先するタイプです。

③アサーティブ型

自分のことも他者のことも考え、相手と良い関係を築きながら適切な結論を導くタイプです。

もっとも良いコミュニケーションスタイルは③の「アサーティブ型」です。
今回の主題であるDESC法も、アサーティブ型に基づいたコミュニケーション法です。

DESC法(デスク法)とは?


DESC法
とは、アメリカの心理学者ゴードン・バウアーによって提唱されたコミュニケーションの方法です。
下記の4つの英単語の頭文字から、DESC法と呼ばれるようになりました。

ステップ①|Describe(描写)
ステップ②|Express(説明)
ステップ③|Suggest(提案)
ステップ④|Choose(選択)

ステップ①|Describe(描写)

全体像を客観的に描写する段階です。
最も大切なことは「客観的に」ということ。
アサーティブ型のコミュニケーションに基づいて、客観的な事実を相手に伝えましょう。

ステップ②|Express(説明)

この段階で初めて自分の主張を説明します。
ここでもアサーティブ型を欠かさないことがポイントです。
感情的ではなく、相手に共感しながら建設的に伝えることが、気持ちのいいコミュニケーションの鍵になるでしょう。

ステップ③|Suggest(提案)

自分の主張と相手の主張を両立させるような、代替案を提案しましょう。
その提案はお互いにとってよいものでなければなりません。
上司と部下という立場があったとしても、命令や指示などのように強制力を持たせてはいけません。
「決定権はあなたにあります」という立場で提案できれば、相手も気持ちいいですよね。

ステップ④|Choose(選択)

最後は相手に選択をしてもらう段階です。
そして相手の選択に対して返答をします。
提案を受け入れてもらったら感謝をし、受け入れてもらえなかったら一緒に代替案を探しましょう。

DESC法の具体例10選|よくある上司と部下のコミュニケーション


本項では「よくある上司と部下のコミュニケーション」について、DESC法を使って説明していきます。

1、書類の提出が締め切りに遅れた時

Describe(描写):締め切りから3日遅れたね。
Express(説明):今回はキミを信じて待ったんだよ。
Suggest(提案):次から遅れそうなら、できているところまでを見せてほしい。
Choose(選択):そうすればこちらも助けてあげることができるかもしれないからね。

2、業務完了の報告連絡が無かった時

D(描写):仕事が終わった報告連絡が無かったね。
E(説明):遅い時間まで終わっていないかと心配したんだよ。
S(提案):仕事が終わったら一言でいいから連絡を入れてほしいな。
C(選択):業務完了の連絡をしてくれたらもう私からの連絡は無視できるしね。

3、指示待ち状態の時

D(描写):最近自分から動くことが減ったね。
E(説明):私はキミの主体的な行動が好きだったんだ。
S(提案):もし仕事が多くて主体的に動けないなら相談してほしい。
C(選択):分担できる仕事があれば分担できるしね。

4、遅刻してきた時

D(描写):15分の遅刻だね。
E(説明):事故でもあったのかと思って心配したんだよ。
S(提案):事前に遅れることがわかったら、一報入れてほしいな。
C(選択):連絡をもらえたら安心できるしね。

5、サボっているのが発覚した時

D(描写):それは業務に関係のあることかな?
E(説明):業務に関係のないことはやらないでほしい。
S(提案):業務に関係のあることなら、事前に説明してほしいな。
C(選択):業務に関係のあることなら、もっと堂々としていられると思うよ。

6、部下の努力を感じられない時

D(描写):キミはもっとがんばれると思うよ。
E(説明):業績を見ても半年前から下がっているよね。
S(提案):業務に必要なスキルアップをしたいなら相談してほしい。
C(選択):必要な研修を組むこともできるよ。

7、本を読まない時

D(描写):おすすめした本は読んでほしいな。
E(説明):今のキミに必要だと感じたからおすすめしたんだよ。
S(提案):本を読む時間がなければ、書評のYouTubeを見るだけでもタメになると思うよ。
C(選択):私はハマって、いろいろな本を知ることができたよ。

8、提出書類に不足があった時

D(描写):この書類だけど、大事なこの項目が抜けているね。
E(説明):締め切りギリギリの提出で、焦っていたんじゃないかな。
S(提案):完成形を提出する前に、一旦大枠ができたら見せてほしい。
C(選択):その方がお互い安心できると思うんだ。

9、同じミスを繰り返す時

D(描写):このミスは最近続いているね。
E(説明):ミスが続く時は何かある時だよ。
S(提案):最近の生活や仕事に変化がないか、一緒にチェックしてみようか。
C(選択):原因がわかれば、もっと仕事がやりやすくなると思うよ。

10、元気が無い時

D(描写):最近キミの元気がないと感じるよ。
E(説明):疲れが溜まっているのかなと心配しているんだ。
S(提案):スケジュール調整をして、明日は早く退勤できるようにしないかい?
C(選択):リフレッシュすることでもっと前向きに仕事ができると思うんだ。

【結論】大事なのは誠実・率直・対等・自己責任


DESC法
で大切なことは「誠実」「率直」「対等」「自己責任」です。
相手と対等な立場で、誠実さを持って、率直に伝える。
そして自己責任のもと選択をする。
ここを欠かさずにできれば、相手と良い関係性を作ることができるでしょう。

会社員は、立場を問わずコミュニケーションが大切です。
自分の主張と相手の主張、お互いにとって良い着地点を探すことが「デキる会社員」になるための鍵です。
DESC法を身につけることで「デキる会社員」を目指していきましょう!