こんにちは、福業ブログ管理人のしゅうへいです。
金融投資が流行っています。
過去10年のGoogleトレンドを見てみると、右肩上がりで検索量が増えています。
しかし中には「投資」とは呼べず「投機」と呼んだ方がふさわしいものもたくさんあります。
本記事では「投機」と「投資」の違いをわかりやすく解説していきます。
両者の違いを理解し、自分の資産を賢く運用していきましょう。
投機と投資の違い【奪い合うか分け合うか】
投機はゼロサムゲーム、投資はプラスサムゲームと考えられています。
投機のゼロサムゲームとは、対象の資産の増減はなく、限られた資産を取り合うことをいいます。
つまり誰かが得をすれば、誰かが損をすることになります。
たとえば、100人が1万円ずつ出して100万円ある資産のうち、1人が100万円を取って得をしたら、99人が0円になって損をしますよね。
一方投資のプラスサムゲームとは、対象の資産が増えたら、その増えた分を分け合うことをいいます。
みんなで得（または損）を分け合うので、全員が得（または損）をすることになります。
たとえば、100人が1ずつ出して100ある資産が110に増えたら、100人が0.1ずつ得をします。
まとめると次の通りです。
| 投機 | 投資 |
| ゼロサムゲーム | プラスサムゲーム |
| 短期間で購入と売却の差額によって利益を上げる方法で、チャンスを待つこと | 日本酒や味噌などのように、長い時間をかけて価値が上昇するのを待つこと |
ちなみにギャンブルは、投機でも投資でもありません。
ギャンブルは特定のゲームにお金を投じた者同士が競い合い、ゲームの勝者が一定の割合で賞金（配当）を受け取ることです。
仮想通貨、FX、積立nisa……これは投機？投資？
積立nisa、iDeCo、投資信託、ロボアド、FX、仮想通貨。
近年、金融投資と呼ばれているものの種類が増えてきました。
ここではそれぞれが「投機」なのか「投資」なのか、考えてみます。
積立nisa→投資
積立nisaはその特性上「長期・積立・分散」による運用が基本となります。
特に20年間の利益の非課税を考えると、長期運用をしない方が損になります。
そのため積立nisaは投資です。
iDeCo→投資
iDeCoは一度入金した資産はロックされてしまい、原則60歳以降の受給年齢に到達するまで引き出せません。
そのためiDeCoは投資であり、投機にすることができません。
投資信託→投資
投資信託は、複数の株式や債権にまとめて資産を注ぎ込む運用方法です。
資産を分散して運用するのでリスクを下げることができます。
つまり投資信託は投機ではなく投資になります。
全自動ロボアド→投資
全自動ロボアドとは、ウェルスナビなど、全自動で資産を運用してくれるサービスのことです。
市場の動向に応じてリスクを下げるように分散投資の配分を変えながら運用をしてくれます。
つまり全自動ロボアドは投資です。
FX→投機
FXは外国為替証拠金取引（がいこくかわせしょうこきんとりひき）といいます。
外貨を買ったり売ったりして、その買値と売値の差益を得ることです。
為替のレートの値動きを見て、儲かるタイミングで売る必要があります。
そのためFXは投機です。
仮想通貨→投機（考え方により投資にもなる）
近年盛り上がりを見せている仮想通貨。
ビットコインなどは発行枚数が限られているので、限りある資産を取り合う形になります。
そのため仮想通貨は基本的には投機でしょう。
ですが仮想通貨はまだまだ発展途上。
長期的にその価値を高めていく可能性もあります。
考え方によっては投資と捉えることもできます。
投資も投機も使い方次第！大切なのは思い通りかどうか
投機も投資も、どちらが良くてどちらが悪い訳ではありません。
運用する人の考え方次第で正解にも不正解にもなり得ます。
ハイリスクハイリターンを狙うなら投機、着実に増やすなら投資がおすすめです。
そして投機をするなら、得ができるチャンスの見極めが大切です。
投資をするなら、投資の鉄則である「長期・積立・分散」を守ることで、着実に資産を増やすことができます。
投機と投資。
たった1文字違うだけで、その意味は大きく変わります。
賢く使い分けをして、自分の資産を効率的に増やしていきましょう！
投資を始めるなら、まずは手続きが簡単な全自動ロボアドがおすすめです。
