マーケティング

知っておきたいマーケティング理論|AIDMA、AISAS、AIDCAとは?

「買ってくれた人はみんな良い!っていってくれるのに、なぜか売れない……」

仕事をしていると、このように感じることがあります。
口コミの評価や満足度は高いけど、売れる個数が少ない。
商品・サービスの質の向上や、値下げにも限界がありますよね。
どうしたらもっと多く売れるのでしょうか?

結論からいうと「知ってもらうための活動」が足りない可能性があります。
さらにいうと、知ってもらうための活動の「どこかの段階で問題がある」可能性があります。

「AIDMA」「AISAS」「AIDCA」という言葉をご存知ですか?
本記事ではこれらをわかりやすく解説し、あなたの商品・サービスを売るお手伝いをします。

それではいってみましょう!

すべては知ることから始まる


モノやサービスにあふれた飽和の時代。
同じようなモノやサービスも多々あり、ネットですぐに比較されてしまいます。

今はどんなにいいモノやサービスを創っても「知られなければ買われない時代」です。
買ってもらうためには、知ってもらうことから始まります。

「AIDMA」「AISAS」「AIDCA」は、モノやサービスを買ってくれるまでの心理的プロセスです。
どれも共通しているのは、最初の「A」

「A」は「Attention(注意を引く)」の頭文字。
こちらの存在を知らない人に対して注意を引き、知ってもらう活動です。
まずは認知を取ること。

すべてはここから始まります!

知ってもらう→買いたい!にするために


「Attention」で知ってもらえたら、買ってもらえるかの候補に入っていきます。

ここから「絶対買いたい!」という状態になってもらうためには、いくつかのプロセスがあります。
「AIDMA」「AISAS」「AIDCA」の3つに分けてみていきましょう!

今さら聞けない「AIDMA」

「AIDMA」は1920年代にアメリカの著作家、サミュエル・ローランド・ホール氏によって提唱された考え方です。
具体的な心理プロセスは下記の通りです。

認知段階 A Attention 注意を引く
感情段階 I Interest 興味を持つ
D Desire 欲求を刺激する
M Memory 記憶を喚起する
行動段階 A Action 行動を起こす
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AIDMAが進化!「AISAS」とは?

AIDMAを参考にして、2005年に電通が提唱した日本発の概念です。
インターネットでの購買行動の時代に合わせて「Search(検索する)」と「Share(共有する)」が組み込まれています。

今やSNSでプロモーションするだけでなく、SNS上で商品を買うこともできる時代。
「検索」「共有」は欠かせない心理状態です。

認知段階 A Attention 注意を引く
感情段階 I Interest 興味を持つ
S Search 検索する
行動段階 A Action 行動を起こす
S Share 共有する

 

店頭販売に使える!「AIDCA」?

AIDCAは、ダイレクトマーケティングで使われることの多い心理プロセスです。
見込み客に対して多くの情報を与え「この商品(サービス)だったら買いたい!」と確信させることがポイントです。

LINE公式アカウントやメルマガなどで、直接見込み客に情報発信ができる場合に有効でしょう。

認知段階 A Attention 注意を引く
感情段階 I Interest 興味を持つ
D Desire 欲求を刺激する
C Conviction 確信する
行動段階 A Action 行動に起こす

【結論】認知→興味→行動|知ってもらうための活動をしよう!

買ってもらうためには、知ってもらうための努力が必要です。

✔️認知→興味→行動

AIDMAもAISASもAIDCAも、すべてこの流れは同じです。

「買ってくれた人はみんな良い!っていってくれるのに、なぜか売れない……」
このように思うならば、どこかの段階に課題があるはずです。

まずは課題の場所を探し出し、課題の解決をし、顧客に合わせた段階ごとのプロモーションをしていきましょう!