「インスタがんばってるのに売れないなぁ」
今はSNS全盛の時代。
企業のマーケティングにSNSは必須になりました。
タグ付けによって地域や世代、性別を特定した発信などもできます。
しかし、SNSを運用しているものの、それが売上という結果に結びつかない方も多いでしょう。
どうすれば効果的に、SNSを結果に結びつけられるのでしょうか。
結論からいうと「パズルゲーム」のように考えましょう。
最初に完成形を見せるから、買いたくなるのです。
それではいってみましょう！
パズルのパッケージは必ず完成形
誰もが一度は遊んだことにあるパズルゲーム。
子どもから大人まで、老若男女誰もが楽しめる遊び道具の1つです。
大人向けでは500ピースから1000ピース、完成まで2,3ヶ月かかるといわれている3000ピースなどもあります。
そんなパズルゲームですが、そのパッケージは完成形が描かれてあることがほとんどですよね。
（中には特別な意味を込め、あえて完成形を描かないパッケージもあるようですが）
それは、完成形を見せて購入意欲を沸き立たせるマーケティング手法です。
完成形を見せることで課題解決をさせた後の満足感を演出しているのです。
多くのピースが広がる机
1つずつ組み合うピースを探す自分
長い時間をかけて最後のピースを組み合わせた時の達成感
購入時に見た完成形のパッケージを見ると感じる満足感
達成感を得ると「快感ホルモン」と呼ばれるドーパミンが脳内に分泌されます。
ドーパミンは中枢神経系にある神経伝達物質の1つ。
人はドーパミンが分泌されると「嬉しい」「楽しい」と感じます。
その快感をまた味わいたいと思うことで意欲がわき、これがやる気のもととなります。
そうして次のパズルゲームを購入するのです。
「8:2」で考える。メディア多展開のマーケ法
マーケティングを考える時、1つのメディアを立派なものにするのも素晴らしい方法の1つです。
たとえば、YouTubeに100%のリソースを注ぎ込み、再生回数や登録者を増やすこともマーケティング手法の1つになりうるでしょう。
しかし、欠点としてYouTubeを「見ていない層」「見ない層」へのアプローチができません。
もしかしたらこれが致命的な痛手になる可能性もあります。
パレードの法則をご存知でしょうか。
パレードの法則はイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した「8:2になる経験則」です。
（あくまで経験則です）
全体の8割は、全体を構成する要素のうちの2割の要素が生み出しているということ。
たとえば、10人のスタッフがいる会社の売上で考えてみましょう。
パレードの法則通りになると、全体の売上の8割は2人のスタッフが生み出し、残りの2割を8人のスタッフが生み出します。
このパレードの法則を、マーケティング活動に置き換えてみましょう。
マーケティング活動に100時間使えるとします。
20時間（20%）を注ぎ込めば、8割の利益が出ると考えます。
しかし、10割の利益を求めたいなら、残りの80時間（80%）を使う必要があります。
8割から10割までにかける費用対効果が高すぎますよね。
ですのでYouTubeから受ける利益は8割に留めておきます。
その代わりYouTubeに100時間すべてを注ぎ込むのではなく、他のメディアも使いましょう。
✔️YouTubeに20時間
✔️インスタに20時間
✔️Twitterに20時間
✔️Facebookに20時間
✔️TikTokに20時間
▶︎合計で100時間
5つのメディアそれぞれで8割の利益を見込むことができます。
結果的に8割の利益が出るメディアを5つ持つことができます。
レオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役社長・ひふみ投信の藤野英人さんも「1000時間の可処分時間があるなら、200時間ずつ5つの分野に取り組んで、5つの分野で8割の出来を目指す」といっています。
パレードの法則から、いろいろなことにチャレンジすることは、可能性を広げることでもあるのです。
【結論】マーケティングはパズルゲーム。多くのピースを組み合わせよう！
パズルゲームは、いろいろなピースが組み合わさって初めて完成形を見ることができます。
マーケティングも同じように、いろいろなメディアを通して自社を見てもらうことで、自社の本当の形が見えるようになります。
会社員として様々なメディアに触れることで、メディアの特性や使い方も把握できますよね。
マーケティングはパズルゲーム。
より多くのピースを組み合わせていきましょう！
メディア多展開の大切さは、こちらの記事でも解説しています。
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