マーケティング

プル型?プッシュ型?賢い使い分けで効率的なマーケティングを!

「お客さんが集まらないなぁ……」

広告出しているのに成果が見えない。
チラシを作っているのに集客できない。
このように考えている方は「プッシュ型」の広報活動に力を入れすぎている可能性があります。

結論からいうと「プル型のコンテンツ」をたくさん作ることがおすすめ。
ですが、これにはデメリットもあります

長所の短所を理解し賢く使い分けて、成果につなげていきましょう!
それではいってみましょう!

プッシュ型広報とプル型広報|違いを理解しよう

「プッシュ型」「プル型」はどちらもマーケティング用語です。

「押して知らせる」ように能動的なアプローチ方法がプッシュ型。
「引いて待つ」ようにアプローチが受動的な方法がプル型。

どちらの手法もメリット・デメリットがあります。

プッシュ型のメリット

✔️即効性がある
✔️狙い撃ちできる
✔️短期的な費用対効果が高い
✔️アプローチのタイミングをこちらで決められる

プッシュ型のデメリット

✔️人的コストが膨らみやすい
✔️担当者の心身の負担が大きい
✔️母数が必要なので効率が悪い
✔️不要なお知らせを多発すると印象が悪くなる

プル型のメリット

✔️認知を広げられる
✔️信頼関係が勝手にできる
✔️長期的な費用対効果が高い
✔️顧客のニーズが把握できる

プル型のデメリット

✔️即効性がない
✔️成果が読みにくい
✔️多額の費用がかかる場合がある
✔️タイミングをコントロールできない

【例】これはプッシュ型?プル型?


ここでは、プッシュ型とプル型の事例をまとめてみました。

プッシュ型の例

・訪問営業
・電話営業
・キャッチセールス
・ダイレクトメール
など

プル型の例

・店舗や展示会の出店
・企業HPやSNS運用
・テレビやラジオのCM
・新聞広告や折り込みチラシ
など

おすすめはプル型を多量生産。だけど注意点もあるよ!


新商品・新サービスの情報をキャッチする経路は、新聞や雑誌などの広告よりも、インターネットでの検索が多いというデータがあります。
インターネット全盛の現在、おすすめの広報活動はプル型広報としてのコンテンツを多量生産すること。
企業HPの充実、YouTubeなどの動画コンテンツの作成、書籍出版などを進めることです。

プル型のコンテンツを多量生産すれば、自分たちの存在を知ってもらう可能性が高まります。
さらに、様々なメディアでのコンテンツが蓄積されたら、より自分たちを深く知ってもらうことにつながります。

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プル型のコンテンツを多量生産することで、僕らの全容を理解してくれる可能性をグッと上げることができます。

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プル型広報の注意点

今やインターネットでなんでも調べられる現代。
プル型広報としてコンテンツを積み上げることは、もはや今を生き抜く正攻法ともいえます。
しかし、プル型広報の注意点があります。

まず、成果が出るまでに時間がかかること。
時間をかけてじっくりコンテンツを増やし、自社メディアを成長させる必要があります。

また、ネット上のコンテンツは半永久的に残りますし、誰もが閲覧できます。
そのためそこそこのクオリティを求めたいところ。
コンテンツ作成をプロに任せることで、費用がかかる場合があります。

プル型広報としてのコンテンツ作成。
必要なことではありますが、ここに力を入れすぎると自分たちの体力が持たない可能性もあります。

【結論】現状にあった賢いマーケティングを!


現代は、プル型広報としてのコンテンツ作成は必須です。
しかし、即効性のあるプッシュ型広報も必須。

プル型とプッシュ型は、車の両輪にたとえられます。
どちらかがパンクしてしまうと、前に進みませんよね。
地面のデコボコ具合に合わせて、今はどちらのタイヤにどの程度空気を入れるか。
会社の現状に即して、プル型・プッシュ型のどちらに力を入れるか。

現状に即した賢いマーケティングをしていきましょう!