住む場所を変える｜通勤時間が片道47分以上なら引っ越さないと損

「いそがしすぎて時間が足りない」

会社員をしていると、毎日朝から晩まで仕事漬けでいそがしいですよね。会社に毎日8時間ささげていると思いきや、休憩の1時間や通勤の1時間もあわせると10時間以上、会社にささげていることになります。24時間中の10時間。いかに多くの時間を会社にささげているかがわかります。

本を読んだり、趣味をしたり、ブログを書いたり。会社員のままでやりたいことがあるけど、なかなかその時間が確保できない。どうすればよいでしょうか。

結論からいうと、いそがしい会社員が時間を作るためには「引っ越しの検討」をおすすめします。物理的な距離を近くして時間を作ることには、人生を変える力があります。

それではここから詳しく見ていきましょう！

人間が変わる3つの方法

経営コンサルタントの大前研一氏は、著書『時間とムダの科学』の中で「人間が変わる方法は3つのことしかない」と語っています。

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、｢決意を新たにする｣ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。
大前研一（経営コンサルタント）｜時間とムダの科学

「明日から毎日本を読もう！」
「明日から早起きをしてランニングをしよう！」

そう固く誓っても、前日も夜遅くまで残業をしていたら早起きは難しいですよね。会社員が何かを変えたい！と思うなら、まずは時間配分を見直し、住む場所を変えることをおすすめします。

平均通勤時間はどのくらい？

「平成28年社会生活基本調査結果（総務省統計局）」によると、通勤時間の全国平均は1時間19分とされており、片道に換算すると39.5分です。
＊総務省統計局「通勤・通学時間が長い！？ランキング」

全国的に見ると、通勤時間が長い都道府県の上位は神奈川県（1時間45分）、千葉県（1時間42分）、埼玉県（1時間36分）、東京都（1時間34分）となっており、地方よりも都市部のほうが通勤時間は長くなりやすい傾向があります。

たとえば東京であれば、往復1時間34分なので、片道47分。ドアtoドアで47分以上かかっている人は、通勤にかける時間配分が多いということになります。

ちなみに、厚生労働省の「令和4年就労条件総合調査」によると、労働者1人あたりの年間休日数の平均は115.3日。つまり1年でおよそ250日働いているということになります。

250日×1時間34分＝およそ391.6時間（16.3日）

1年のうち、およそ391.6時間（16.3日）もの時間を通勤にかけていることになります。この時間を少しでも減らし、時間配分を変えるためには、引っ越しを検討してみてもよいのではないでしょうか？

当ブログ管理人の場合【引っ越しで1時間増えました】

東京都在住の当ブログ管理人は、2020年〜2022年まで通勤に約2時間（往復）かけていました。車通勤と電車通勤をどちらも行っていましたが、どちらもほぼ同じ時間でした。

通勤中はポッドキャストや本の要約YouTubeなどを聴いて、耳から学ぶことを大切にしていました。少しでも通勤時間を学びの時間に変えようと努力をしていたわけです。

しかし、2022年末に引っ越しを決意。通勤時間が1時間（往復）の場所に引っ越しをして、「時間配分」を変えたのです。

すると次のような変化が起きました。

・帰宅時間が30分早まったため21時台に就寝
↓
・21時台に就寝できるので4時台の起床がつらくない（それでも7時間睡眠は確保）
↓
・朝の時間を有効活用できるので仕事やブログがはかどる
↓
・朝に家を出る時間も30分遅くできた
↓
・余裕を持って出社、本業もはかどる
↓
・帰宅時間が30分早まったため……

引っ越しをして時間配分を変えただけで、生活が良い循環で回るようになったのです。仕事や学び、ブログなどの「作業ができる時間」が毎日1時間増えたので、生産性は格段に向上しました。