福業ブログ管理人のしゅうへいです。
TEDをご存知ですか?
TEDとは「Technology Entertainment Design」の頭文字をとった略語。
TEDは世界中の著名人を招き、講演会を開催・配信している非営利団体のこと。
過去に数多くのプレゼンがありましたが、その中でも特に人気なのがサイモン・シネック氏の「Whyから始めよ」というトークです。
僕自身、学生時代から何十回も繰り返し見ています。
本記事はサイモン・シネック氏の「Whyから始めよ」の良さを、レビューとしてまとめました。
動画はこちら
【要点まとめ】人は「なぜ」に動かされる
プレゼンのポイントをまとめました。
・過去の偉大なリーダーは共通して伝える順番が同じ
・Why→How→Whatの順で伝える
・人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる
・Whyから考える思考法は生物学に基づいている
たとえば誰かに会いにいく時、その「誰か」がとても親しい唯一無二の友人ならば、時間もお金も惜しまず会いに行きますよね。
なぜなら、その友人と会うことで自分自身が満たされるから。
でも、嫌いな人にはわざわざ時間もお金もかけて会いにいきたくないですよね。
なぜなら、嫌いな人に会っても自分自身が満たされることはないから。
2019年に調査されたアンケートによると、入社の決め手は下記の通りだったようです。
【男性部門】
1位:自己成長できる環境がある
2位:一緒に働きたいと思える社員がいた
3位:社風が自分と合っていた
【女性部門】
1位:社風が自分と合っていた
2位:一緒に働きたいと思える社員がいた
3位:自分のやりたい仕事ができると思った
*2019年度入社の都内企業の新入社員に調査を実施
*2019年5月9日(木)~5月29日(水)の間に得た229名の有効回答
引用 >> <2019年度 新入社員アンケート>入社の決め手に男女で差 男性は自分だけでなく会社の成長度も重視
給料や福利厚生などの条件面は、男女共に5位以下でした。
給料などの「何に」ではなく、自己成長や社風などの非言語的な「なぜ」に動かされて入社したようです。
人は「何に」ではなく「なぜ」に動かされる1つの典型例でしょう。
Apple、ライト兄弟、キング牧師の共通点
サイモン・シネック氏は「Whyから始める大切さ」を伝えるために、3つの例を挙げて説明しました。
①Apple
②ライト兄弟
③キング牧師
①Apple
Appleが他のIT企業と特別違う訳ではありません。
しかしAppleは「世界を変えるという信念」に基づいて働いています。
世界を変えるためにMacを作りました。
その伝え方が、多くの人の心を鷲掴みにしたのです。
②ライト兄弟
同時期に資金も知識も潤沢で、世間からの注目度も高い有人飛行の研究者がいたそうです。
そのチームは金のために働いていたため、定時で仕事を終える人たちの集まりでした。
一方ライト兄弟は、資金も知識もなく、世間からの注目度はゼロ。
しかし彼らは、信念のために動いていました。
有人飛行を成功させることができたら「世界を変えることができる」と。
そのため汗と血と涙を流しながら働いたそうです。
富と名声ではなく、自らの信念のために動いたからこそ、世界で初の有人飛行を成功させることができたのです。
③キング牧師
1963年、まだインターネットが普及していない時代のことです
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)は、25万人もの人をワシントンに集めました。
そこでキング牧師は「I have a dream(私には夢がある)」と演説をしました。
結果として彼は黒人解放運動を成功させます。
彼は「I have a plan(私には計画がある)」とは語りませんでした。
ワシントンに集まった25万人もの人は、キング牧師のために集まったのではなく、夢を叶えた先の世界を自分自身が見たいために集まったのです。
聴衆の25%は白人だったとも言われています。
計画ではなく夢。
「何に」ではなく「なぜ」に25万人もの人が動かされたのです。
自分の生き方を選ぶならWhyを大切に!
会社や学校を選ぶ。
人生のパートナーを選ぶ。
明日1日のスケジュールを選ぶ。
人生には数えきれないほどの選択肢があります。
常に選択の連続で、時にラクな方へ流されてしまうこともあるでしょう。
いつも真剣に考え続けていたら疲れてしまいますもんね。
しかし時に、人生における大事な分岐点に遭遇することもあります。
その分岐点こそ「Why」から考え始めてはいかがですか?
僕は今、社員3名の超零細企業で働いています。
公立学校で働くという道もありました。
しかし「この仕事なら教育の世界を変えられるかもしれない」と考え、今の会社に入社しました。
会社は右肩上がりで成長を続け、YouTube収益化(2022年9月現在登録者6,000人超)、書籍出版、テレビ出演を果たしています。
学校の外で教育の事例を作る。
小さくても事例となれば、教育の世界を変えることができるかもしれない。
僕は「何に」ではなく「なぜ」に動かされて今の仕事を選びました。
【結論】Whyを考える習慣を!
会社選びなら理念。
パートナー選びなら考え方。
いつだって「なぜ」から考えることを始めましょう。
過去の偉大なリーダーは「Why 」から考え、伝えることで、世界を変えてきました。
自分の未来を創るのは自分次第です。
あなたは何から考え始めますか?