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ごめんなさいといえる組織|ウソップに学ぶ組織の心理的安全性とは

「意地はってごめーん!おれが悪かったー!」

ワンピース・麦わらの一味の狙撃手、ウソップ。彼のだらしない一言です。一度は一味を離脱するも再加入し、麦わらの一味は世界に轟く活躍を見せています。個々の能力の高さはさることながら、実は会社員も学ぶべき組織のあり方がそこにありました。

結論からいうと「なんでも言える関係性が組織を強くする」のです。麦わらの一味はお互いに絶対的な心理的安全性を確保できているのです。それではここから詳しく見ていきましょう。

勇敢な海の戦士になりたいウソップ

 ウソップの父・ヤソップは、世界最強クラスの海賊団である赤髪海賊団の幹部兼狙撃手。そんな父親に憧れて自分も勇敢なる海の戦士になることを目指しています。麦わらの一味での立場は狙撃手。狙撃の腕は父親譲りで、大砲やパチンコ、狙って撃つものならどんなものでも使用できます。

そんなウソップですが、一時麦わらの一味を離脱する事件が起きます。長く冒険を共にしてきたゴーイング・メリー号がその寿命をまっとうし、船を乗り換えることに。誰よりも思い入れが強かったウソップは、船の乗り換えを断固拒否。船長・ルフィとの対立で船を降ります。

その後、ゴーイング・メリー号から感謝をされるイベントがあり、ウソップも船の乗り換えに納得しました。そして再加入のためにこの一言。

「意地はってごめーん!おれが悪かったー!」

誠心誠意ウソップが謝り、船長・ルフィがそれを受け入れ、ウソップは再び一味に戻ることができました。その後ウソップの狙撃による活躍があり、麦わらの一味は冒険を続けることができたのです。

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素直に「謝れる」組織とは

ウソップが一時、船を降りたのは、船長であるルフィとの決闘に負けたからでした。海賊の世界で決闘の勝敗は、なによりも尊重されるもののようです。その決闘の結果を受け止めるためには、普段は陽気なルフィすらも「重い」と言わしめるものでした。

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そんな「重い」決断を乗り越え、ウソップは正直に謝ったのです。自分のプライドや他の仲間になにを言われるかわからない怖さと、どうしても一味に戻りたいという気持ちを天秤にかけた結果、謝ることを決めたのです。そして謝ったウソップを泣きながら受け入れたのはルフィでした。

「バカ野郎、早く掴まれー!」

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なんでもいえる組織の強さ


Google社が2012-2015年に「プロジェクトアリストテレス」という研究をしました。これは「チームの生産性向上のためには、心理的安全性が重要である」ことを示した結果でした。

心理的安全性とは、誰もが安心して自分の考えを発言したり、行動に移したりすることができるかどうかを指した言葉です。心理的安全性があるチームは、「意見の対立」があり、「相談」しやすく、「ユニークなアイディア」が生まれやすいという特徴があります。麦わらの一味は、まさにこの特徴に合致しています。

意見の対立

ゾロとサンジはロビンに「海賊王の両翼にふさわしい」といわれながらも、常にケンカが絶えません。

相談

麦わらの一味は、それぞれが突出したスキルを持っているので、その分野に関する相談が多くあります。ルフィがナミに天気や航海の質問をしたり、ロビンに歴史のことを聴いたりしていますよね。

ユニークなアイディア

麦わらの一味にとっての2船目となるサウザンドサニー号。その名前を決める時、一味それぞれが自由に発言していました。その一つひとつがユニークで、読者を笑わせてくれました。

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麦わらの一味は、「意見の対立」「相談」「ユニークなアイディア」が頻繁にあります。心理的安全性がいかに高いかを物語っています。

心理的安全性について、詳しくはこちらから。

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麦わらの一味はなぜ心理的安全性が高い?


麦わらの一味の心理的安全性の高さは理解していただけたかと思います。ではなぜ麦わらの一味は心理的安全性が高いのでしょうか。ここでは、心理的安全を高めるためのポイントを麦わらの一味を例に挙げて紹介します。

①感謝、挨拶を欠かさない
②多様な立場と意見を尊重する
③助け合える仕組みを作る

①感謝、挨拶を欠かさない

麦わらの一味は、その冒険中に「ありがとう」という言葉を多くいっています。おそらく一味内も「ありがとう」というお礼と挨拶を欠かしていないのでしょう(ゾロ-サンジを除く)。

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