マーケティング

コンビニ店員が時給を上げてもらうためには?コンビニ経営にイノベーションを!

「時給950円です」

アルバイトの代名詞ともいえるコンビニ。
働き方改革が進み、24時間営業ではない店舗も増えてきていますが、それでもコンビニにはアルバイトが多い印象です。

アルバイトで働くということは、収入を必要としているということ。
ではコンビニアルバイトが収入を増やすためには、どうすればよいでしょうか?

結論からいうと、コンビニ経営にイノベーションを起こすことが鍵です。
正直なところ「与えられた仕事をがんばっても時給(単価)は上がらない」ことを理解しましょう。

コンビニ経営のイノベーションとは?
なぜがんばっても時給が上がらない?

それではいってみましょう!

コンビニ経営の実態


求人ボックスの調査(2022年9月2日更新)
によると、コンビニのアルバイト・パートの平均時給は993円。
東京都が最も高い1057円、秋田県が最も低い829円です。
東京のコンビニアルバイトは忙しそうですし、時給が高いのも頷けます。

少しでも収入を増やしたいところですが、秋田から東京に通うことは不可能。
労働時間を増やせば増やすほど、プライベートの時間はなくなり、心身の健康を害すおそれすらあります。
効率よく収入を増やすためには、時給つまり単価を上げてもらうことが必要です。

時給を上げたいならどうすればいい?

コンビニの人件費率は約10%といわれています。
仮に時給1000円もらうとしたら、1時間に10000円の売り上げを出さなくてはなりません。
この考え方をもとに、本気で時給=単価を上げようとしたら、するべき行動が見えてきます。

レジ打ち中、一人当たりの単価が少なければ、他の商品を勧めるなどのセールストークがをするようになるでしょう。
レジ前にある小さなお菓子などは、そのためにあります。

より高単価のモノが売れるように、商品陳列の仕方を学び、工夫するようになるでしょう。
お客が少ない閑散時間には、より多くのお客さんが来店したくなるように、店内・店外問わず、掃除に励むでしょう。

つまり「まかされた仕事」だけをこなすだけでは時給は上がらないのです。
「まかされた仕事」の範囲を超えてお店に貢献することで、時給UPが見えてくるのです。

まずは「社会人基礎力」を磨こう


コンビニ店員が時給を上げたいならば、まずは「社会人基礎力」を磨くことが有効です。
「社会人基礎力」とは、経済産業省が2006年に提唱した「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」です。

具体的には次の3つの能力とされています。

①前に踏み出す力
②考え抜く力
③チームで働く力

①前に踏み出す力

「主体性」「働きかけ力」「実行力」の3つからなる力です。
一歩前に踏み出して、失敗しても粘り強く取り組む力のことです。

②考え抜く力

「課題発見力」「計画力」「創造力」の3つからなる力です。
疑問を持ち、考え抜く力とされています。

③チームで働く力

「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「状況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」の6つからなる力です。
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力のことです。

人生100年時代

人生100年時代といわれている昨今は、社会人としての基礎能力である「OS」と、業界の特性に応じた能力「アプリ」をアップデートし続けることが必要です。

社会人基礎力は、OSにあたる能力に該当します。
社会人基礎力は、コンビニアルバイトの時給を上げるために必要最低限の能力ともいえます。

コンビニ経営にイノベーションを起こそう


社会人基礎力を身につけたら、コンビニ経営にイノベーションを起こしましょう。
イノベーションを起こすことができれば、時給が上がる可能性もグッと高まります。
経済学者のシュンペーターは『経済発展の理論』でイノベーションを5つのタイプに分類しています。

①新しい製品・サービスの創出
②新しい生産方法の導入
③新しい市場への参入
④新しい資源の獲得
⑤新しい組織の実現

①新しい製品・サービスの創出

別名、プロダクト・イノベーションです。
新しい製品やサービスを世の中に出すことで、従来のものから塗り替えることができます。
コンビニコーヒーはまさにコンビニ経営にプロダクト・イノベーションを起こしたといえるでしょう。

②新しい生産方法の導入

別名、プロセス・イノベーションです。
モノの生産ラインを変革しましょう。
仕入れや運輸などに独自のシステムを導入することができれば、時給アップを狙えるかもしれません。

③新しい市場への参入

別名、マーケット・イノベーションです。
今まで同じ分野の売り手が取り組まなかった市場への参入のことです。
ミニストップの「店内加工おにぎり」や、セブンイレブンの「セブンプレミアム」などが当てはまるでしょう。

④新しい資源の獲得

別名、サプライチェーン・イノベーションです。
原料についての改革です。
簡単にいうと「日本産よりも外国産の方が安くて質の良いので、外国産を使おう」となることです。

⑤新しい組織の実現

別名、オーガナイゼーション・イノベーションです。
組織を改革することです。
配置転換や採用活動、転職受け入れ、業務委託などが当てはまります。
ちなみに「起業家精神(アントレプレナーシップ)」を育てるためには、責任を持った立場をまかせることが有効なようです。

詳しくはこちら。

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【結論】自分にできることを精一杯やること。


社会人基礎力
を身につけ、コンビニ経営にイノベーションを起こす。
これができれば、時給アップは間違いないでしょう。
たとえばこのようなイノベーションが考えられます。

✔️自作のオリジナルPOP
✔️自分が抜けても売れ続ける仕組み
✔️今までやらなかった画期的な集客方法

自分がいなくてもコンビニ経営が成り立ち、売れ続ける。
そんな資産をコンビニに残せたら、コンビニ経営者は嬉しいでしょう。

何をしたらコンビニ経営者は喜んでくれるか。
そこを第一に考えて行動することが、時給アップにつながります。

自分にできることに対し、精一杯取り組んでいきましょう!