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Googleトレンドでできること・できないこと|使い方・活用法を解説

「新事業の企画が全然思いつかない……」
「渾身のブログ記事がなかなか読まれない……」

新しい企画をしてもいまいちヒットしない。
何時間もかけて書いたブログが、全然読まれない。
そんな時、もしかしたら「リリースのタイミング」が間違っているかもしれません。

結論からいうと「Googleトレンド」を使ってトレンドを調べることがおすすめです。
最新のトレンドをつかむことで、ブログ運営から新事業提案まで幅広く活用できます。

それでは詳しく見ていきましょう!

Googleトレンドとは


Googleトレンドとは、Google社が提供する、キーワードの検索需要の推移をチェックできる無料ツールです。
無料ですぐに使うことができ、アカウントを登録する必要はありません。

まずは概要をチェックしましょう。

✔️無料ツール
✔️Google社提供
✔️結果をグラフで表示
✔️Googleの膨大なデータを紹介
✔️検索数ではなく検索推移を表示

スクリーンショット 2022-11-08 5.50.47.png

たとえば上記のように「サッカー」という検索キーワードを過去5年間にわたって検索してみます。
2018年6月24〜30日と、2021年8月1〜7日が飛び抜けていることがわかります。

2018年6月24〜30日は、ロシアワールドカップがあり、日本がベスト16に進出した時でした。
特に2018年7月2日には、決勝トーナメントでベルギーと試合をし、3-2で惜しくも敗れた時期です。

2021年8月1〜7日は、東京オリンピックの時期です。
8月3日には準決勝でスペインと戦い、0-1で惜敗した時でした。

このようにGoogleトレンドは、特定のキーワードが、どのような時期に多く検索されているかを調べることができる便利なツールなのです。

Googleトレンドでできること


次にGoogleトレンドにできることをチェックしましょう。

①検索需要が調査できる
②2004年1月分から調査できる
③国別、またはすべての国で調査できる
④比較検索ができる
⑤画像検索の需要を調査できる
⑥YouTube検索の需要も調査できる

①検索需要が調査できる

キーワードの検索推移を「人気度の動向」という指標で表示されます。
折れ線グラフで表示してくれるので、一目で検索需要を把握することができます。

②2004年1月分から調査できる

Googleトレンドは、2004年1月から現在までの検索需要を調べることができます。
また、下記の期間で検索することができます。

・過去1時間
・過去4時間
・過去1日
・過去7日間
・過去30日間
・過去90日間
・過去5年間
・2004年-現在
・指定した期間

最新のトレンドだったら短い期間、カルチャーや生活様式の変化などなら長い期間、それぞれ調べることができて便利ですね。

スクリーンショット 2022-11-08 5.37.37.pngキーワード「皆既月食」、検索期間「過去30日間(2022年10月7日〜11月3日)」
スクリーンショット 2022-11-08 5.35.26.pngキーワード「東京オリンピック」、検索期間「過去5年(2017年11月〜2022年11月)」

③国別、またはすべての国で調査できる

デフォルトではすべての国を対象としたデータが表示されます。
ただし、キーワードをひらがなやカタカナにする場合は、ほとんどが日本のみのデータとなります。

「日本だけを調べたい!」「アメリカの需要はどうなっているの?」
もちろん国別の検索もできます。

スクリーンショット 2022-11-08 5.33.55.pngキーワード「お正月」、検索範囲「日本」

さらに、47都道府県でそれぞれの検索需要も調査することができます。

スクリーンショット 2022-11-08 5.32.40.pngキーワード「よさこい祭り」、検索範囲「高知県」

④比較検索ができる

2つ以上のキーワードの比較をすることができます。
どちらのキーワードを採用するかを選ぶ際の参考になります。

ちなみに、最大5つまで比較して検索することができます。

スクリーンショット 2022-11-08 5.40.04.pngキーワード「そば」「うどん」

⑤画像検索の需要を調査できる

Googleでどんな画像が調べられているのかをチェックすることもできます。

スクリーンショット 2022-11-08 5.45.38.pngキーワード「初日の出」

⑥YouTube検索の需要も調査できる

YouTubeでどのようなキーワードが検索されているかを調べることもできます。
YouTubeのタイトルや概要欄のキーワード選びに便利ですね。

キーワード「ヒカキン」

Googleトレンドでできないこと


ここからは、Googleトレンドにできないことをチェックしましょう。

①2004年以前は調査できない
②検索回数はチェックできない
③市区町村単位では調査できない

①2004年以前は調査できない

Googleトレンドは、2004年以前の検索需要を調べることはできません。

2004年1月からの検索需要を調べることができます。
2006年にサービスが始まりしたが、2年さかのぼって2004年から調べることができます。
ちなみに日本では、2008年に使えるようになりました。

②検索回数はチェックできない

Googleトレンドは、検索の回数を調べることはできません。

「人気度の動向」という指標で、特定の期間内に最も多く検索された時を100としています。
これは検索された回数ではなく、相対的に最も多く検索された時期ということなので、注意が必要です。

検索回数をチェックしたいなら、こちらがおすすめです。

【初心者向け】ブログのキーワードの選び方|無料で使えるツール紹介福業ブログ管理人のしゅうへいです。 ・ブログを開設してみたはいいけど、何を書いたらいいかわからない ・書きたいことが多すぎて...

③市区町村単位では調査できない

市区町村単位での人気度の動向を調べることはできません。

ですが「都市別のインタレスト」というデータを表示してくれます。
どの地域が最も多く調べられているかをチェックすることは可能です。

スクリーンショット 2022-11-08 6.04.21.png

Googleトレンドの活用法

ここからは、Googleトレンドの活用法をご紹介します。

①SEO対策
②新事業・新商品・新サービスの企画

①SEO対策

検索需要の動向に応じた発信活動をすることで、検索から流入がしやすくなります。

海水浴などの海のレジャーの発信を、冬にしても需要がないように、発信活動はタイミングが重要です。
Googleトレンドは、短い期間のトレンドから、長い期間の伝統、文化、習慣などにわたり、人の行動のパターンを調べることに適しています。

スクリーンショット 2022-11-08 6.11.57.png

・ブログの記事
・Twitterのツイート
・インスタグラムのフィード
など、様々な発信活動のタイミングを決めるために有効です。

②新事業・新商品・新サービスの企画

新しい事業を始める時、需要がないと成り立たないですよね。
そのために入念なリサーチ活動をしますが、Googleトレンドはそのリサーチ活動に強いです。

たとえば下記のように「SDGs」というキーワードは、年々検索数が増えてきています。

スクリーンショット 2022-11-08 6.10.13.png

2022年は、SDGsに関連した新事業・新商品・新サービスを提供するタイミングとしては、最適なのかもしれません。

【結論】無料だし1度使ってみたら?

「良いモノを作れば売れる」という時代は終わりました。
今はインターネットを通じて、知ってもらう努力をする時代です。

Googleトレンドは、Googleの膨大な検索データをもとに、人の行動の傾向を教えてくれます。
ブログ運営としても、会社員の仕事としても、あらゆる場面で活用できるツールです。

ただ調べるだけでも新しい発見があります。
無料ですし、1度使ってみてはいかがですか?