「リモートワークで1on1ミーティングをやりたい」
「1on1ミーティング、対面とオンライン、どっちがいい?」
近年コロナ禍などの影響で、リモートワークが進み、多くの人がコミュニケーション不足になっています。そのような背景もあいまり、近年注目を浴び始めている1on1ミーティング。上司と部下が定期的に話をする時間を設けることで、部下の成長を促進することができると定評です。
1on1ミーティングは対面を基本としていますが、オンラインで実施することもできます。本記事では、オンラインでの1on1ミーティングの注意点と対策をまとめました。
それでは詳しく見ていきましょう!
1on1ミーティングの解説はこちらから。
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リモートワークこそ1on1ミーティングの真価を発揮!
1on1ミーティングは、定期的に上司と部下で話をする時間を設けることを基本としています。ヤフーは毎週1回、30分程度の1on1ミーティングを全社員に導入して話題となりました。
コロナ禍などによってリモートワークが普及した今、オンラインで1on1ミーティングを行う会社も増えています。実は1on1ミーティングは、オンラインこそ真価を発揮します。
まとめると次のとおりです。
リモートワークの課題 | 1on1ミーティングで解決できること | |
会話の内容 | 業務の話のみになりがち | 個人的な話や悩みを話せる |
コミュニケーション量 | 減少 | 増加 |
雑談 | しにくい | しやすい |
上司が部下の勤務実態を | 把握しにくい | 把握しやすい |
部下が相談 | しにくい | しやすい |
定期的に1on1ミーティングがあれば、部下はその時間を使って上司に相談したり、意見を求めたりすることができ、安心して業務を進めることができます。人と人の交流が減っているオンライン時代こそ、1on1ミーティングの効果は絶大なのです。
1on1ミーティングの口コミや評価はこちらから。
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オンライン1on1ミーティング|注意点と対策
オンラインでの1on1ミーティングには、オンラインならではの注意点があります。気をつけなければ効果は高まりません。ここからはオンライン1on1ミーティングの注意点と、その対策をご紹介します。
1|良好なネットワーク環境を整備する
2|オンライン1on1のルールを決める
3|録画をするなら事前にお知らせをする
4|視線を合わせる
5|相手の話を最後まで聴く
6|相槌や頷きを大切にする
良好なネットワーク環境を整備する
オンラインでの1on1ミーティングならば、まずは良好なネットワーク環境が必要不可欠です。会話には適した「間」があります。ネットワーク環境が整っておらず、「間」が空きすぎると相手に不信感や違和感を与えてしまいます。
適切な会話の「間」でコミュニケーションがとれるように、なるべく高速のネットワーク環境を整備したいですね。
オンライン1on1のルールを決める
対面での1on1ミーティングでは、定刻から会議室で始めるということができます。その時間に合わせて10分前には進行中のタスクを終えて、5分前には移動完了しておくなどの配慮ができます。しかし、オンラインだと、30秒前まで作業をすることができてしまいます。
たとえば「5分前までに入室する」「カメラはオンにする」などのルールを決めておくことで、お互いに余計なストレスを感じなくて済むようになります。
録画をするなら事前にお知らせをする
オンラインの良さに、画面録画機能があります。会議の様子をすべて録画し、記録として残したり、後から見返したりすることができます。
ただし録画するならば、事前にお互い把握しておくことが必要です。1on1ミーティングでは、普段話しづらいことを話す可能性もあります。また、プライベートな内容の話をすることもあります。話の内容をすべて録画されていたことを後から知ると、気分が悪いですよね。ですので事前に録画することを共有しましょう。
上司は、部下がプライベートな話をしている時は、録画を一時中断するなどの配慮の姿勢を見せましょうね。
視線を合わせる
ビデオ通話では、お互いの顔が見えるメリットがあります。通話だけだと相手の顔が見えず、相手が今どこで何をしているのかがわかりません。もしかしたら部下が話をしている時に、上司が他の作業をしながら聴いているなど、集中していないかもしれません。
1on1ミーティングの効果を最大限発揮させたいならば、画面をオンにして、なるべく視線を合わせましょう。PCのカメラの位置にzoomなどのウィンドウを近づけることで、ウィンドウを見ていても相手の目線に合わせることにつながります。
相手の話を最後まで聴く
オンラインでは時に通信環境などが原因となり、タイムラグが発生したり、話が途切れたりしてしまいます。そのような時でも一旦最後まで話を聴きましょう。
相手の話が途切れた段階や、句点「。」がついた段階で、「通信環境が悪くて話が途切れていたんだけど、〇〇の部分をもう一度話してくれませんか?」と頼みましょう。
話はテンポが大切です。相手が良いテンポに乗っている時に、そのテンポを崩してしまうと、話が広がらないこともあります。最後まで聴く癖をつけましょう。
相槌や頷きを大切にする
コミュニケーションには、バーバル(言語的)とノンバーバル(非言語的)の2種類あります。ノンバーバルは表情、しぐさ、目線などで気持ちや想いを表現しています。
対面の1on1ミーティングでは、相手の全身を見ることができるので、ノンバーバルな表現を把握しやすくなります。一方オンライン1on1ミーティングだと、画面に写っている部分しか見ることができないので、ノンバーバルな部分を掴みにくくなります。
ですので、相槌や頷きを対面以上に、大袈裟に行う必要があります。普段の2倍以上を意識して取り入れてみてください。
相槌や頷きを使って相手の話をより引き出す「拡張話法」はこちらで解説しています。
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【結論】オンライン時代こそ1on1ミーティングを取り入れよう!
現代は人と人のつながりが希薄になってきたといわれています。
個人主義が加速し、SNSで全世界とつながれるようになった今、地域で「馬の合わない人」とつながりを持つ必要性が低下しています。コミュニケーション量が減っている時代だからこそ、人はコミュニケーションを求めています。
1on1ミーティングは、そんな人のつながりを取り戻す役割を果たしてくれます。オンラインであってもそれは同じ。注意点を踏まえ、事前に対策をしながら、効果的なオンライン1on1ミーティングを進めていきましょう!
よりよい1on1ミーティングには、コミュニケーションスキルが必要です。コミュニケーションスキルを高めるためには、まず無料で専門家に相談してみましょう。詳しくはこちらから。
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